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フリーランスから法人化(会社設立)
メリット・手順・タイミングを徹底解説
この記事でわかること:法人化のメリット・デメリット、最適なタイミング、会社設立の具体的な手順、費用を抑える方法
法人化とは?フリーランスが会社を作るということ
法人化とは、個人事業主として行っていた事業を、株式会社や合同会社といった法人格を持つ会社として運営するように切り替えることです。「法人成り」とも呼ばれます。
フリーランスとしてある程度の売上規模になると、税金面や信用面で法人化した方が有利になるケースが出てきます。ただし、すべてのフリーランスが法人化すべきというわけではありません。自分の状況に合わせて判断することが重要です。
法人化のメリット
1. 税金の負担が軽くなる可能性
個人事業主の所得税は累進課税で、所得が増えるほど税率が上がります(最高45%)。一方、法人税の実効税率は約23〜34%程度で、所得が多い場合は法人の方が税負担が軽くなります。
また、法人化すると自分に「役員報酬」として給与を支払い、給与所得控除を受けることができます。この控除により、さらに税負担を軽減できます。
2. 社会的信用の向上
法人格を持つことで、取引先や金融機関からの信用度が向上します。個人事業主では取引できなかった大手企業との契約が可能になったり、法人口座の開設で融資を受けやすくなったりします。
3. 経費にできる範囲が広がる
法人では、個人事業主では認められない以下の経費が認められます。
- 役員報酬(自分への給与)
- 役員社宅として家賃の一部を経費に(個人の家事按分より有利な場合が多い)
- 出張日当(法人が個人に支払う日当は法人の経費、個人は非課税)
- 生命保険料(一定の条件で全額経費に)
- 退職金の積立
4. 消費税の免税期間をリセット
個人事業主として課税事業者になっている場合でも、法人を新たに設立すれば、資本金1,000万円未満であれば最大2年間の免税期間が得られます(ただし、インボイス登録している場合は免税にならないので注意)。
5. 事業承継・売却が可能
法人であれば、株式の譲渡によって事業を第三者に引き継ぐことができます。将来的にM&Aやビジネスの売却を考えている場合、法人化は必須です。
法人化のデメリット
1. 設立・維持にコストがかかる
- 株式会社の設立費用:約25万円(登録免許税15万円+定款認証5万円+その他)
- 合同会社の設立費用:約10万円(登録免許税6万円+その他)
- 法人住民税の均等割:最低年間7万円(赤字でも発生)
- 税理士費用:年間20〜50万円が相場
2. 経理・税務の手間が増える
法人税の申告は個人の確定申告よりも格段に複雑です。社会保険の手続き、年末調整、法定調書の提出など、バックオフィス業務が大幅に増加します。
3. 社会保険への強制加入
法人の役員は、健康保険と厚生年金への加入が義務です。保険料は個人負担分と会社負担分があり、合計すると報酬の約30%になります。国民健康保険・国民年金よりも保険料が高くなるケースも多いです。
法人化のベストタイミング
一般的に、以下の目安が法人化を検討するサインです。
- 年間の事業所得が800万円以上:税率の逆転ポイント。これを超えると法人化した方が税金面で有利になりやすい。
- 売上が1,000万円を超えた:消費税の課税事業者になるタイミング。法人化で免税期間をリセットできる可能性あり。
- 取引先から法人格を求められている:大手企業との取引では、法人口座での請求を求められることがあります。
- 従業員を雇いたい:人を雇う場合、法人の方が社会保険の手続きがスムーズです。
会社設立の手順
ステップ1:会社の基本事項を決める
- 会社名(商号)
- 事業目的
- 本店所在地
- 資本金額
- 株式会社 or 合同会社
- 決算期
ステップ2:定款を作成・認証する
定款は会社の基本ルールを定めた書類です。株式会社の場合は公証人による認証が必要です。電子定款にすれば、印紙代4万円を節約できます。
ステップ3:資本金を払い込む
発起人の個人口座に資本金を振り込みます。1円からでも設立は可能ですが、信用面を考えると100万円〜300万円程度が一般的です。
ステップ4:法務局で登記する
設立登記を法務局に申請します。登記が完了した日が会社の設立日になります。
ステップ5:各種届出を行う
- 税務署:法人設立届出書、青色申告承認申請書
- 都道府県・市区町村:事業開始届出書
- 年金事務所:社会保険加入手続き
- 銀行:法人口座の開設
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- 電子定款にも対応(印紙代4万円が不要に)
- 設立後のMFクラウド会計との連携もスムーズ
法人化後に必要なこと
- 税理士の契約:法人税の申告は複雑なため、税理士に依頼するのが一般的です。税理士の選び方はこちら
- 会計ソフトの導入:法人向けの会計ソフトが必要です。会計ソフト比較はこちら
- 社会保険の手続き:健康保険・厚生年金の加入手続きを行います。
- 個人事業の廃業届:法人化に伴い、個人事業の廃業届を税務署に提出します。