家事按分経費自宅兼事務所フリーランス
自宅兼事務所の経費はどこまで落とせる?家事按分の正しいやり方
フリーランスの多くは自宅を仕事場としても使っています。この場合、家賃や光熱費の一部を経費にできる「家事按分」という仕組みがあります。
家事按分とは
事業とプライベートの両方で使用しているものについて、事業使用割合に応じて経費として計上する方法です。
按分できる主な費用
家賃 最も金額が大きい項目です。按分方法は主に2つ。
**面積比で按分**: 自宅の総面積に対する仕事スペースの面積で計算 例: 60㎡の部屋で、仕事部屋が15㎡ → 25%を経費に
**時間比で按分**: 1日のうち仕事に使う時間の割合で計算 例: 1日8時間仕事 → 8/24 = 33%を経費に
実務的には、面積比と時間比を組み合わせて合理的な割合を算出するのがおすすめです。
電気代 仕事で使う電気の割合を按分します。仕事部屋の面積比や使用時間で計算できます。一般的に20〜40%程度が目安です。
インターネット回線 事業での使用割合で按分します。フリーランスの場合、50〜70%を経費にするケースが多いです。
携帯電話料金 事業で使う割合を按分します。仕事用とプライベート用で分けている場合は、仕事用の全額を経費にできます。
火災保険・地震保険 賃貸の場合の火災保険料も、家賃と同じ割合で按分できます。
按分割合の決め方のポイント
- **合理的な根拠を用意する**: 税務調査で説明できる根拠が必要
- **一度決めた割合は毎年同じにする**: 毎年変えると不自然
- **高すぎない割合にする**: 90%以上だと税務署から疑われやすい
- **記録を残す**: 仕事部屋の写真や間取り図を保存
持ち家の場合
持ち家の場合、家賃は発生しませんが以下を経費にできます。 - 住宅ローンの利息部分(元本は不可) - 固定資産税 - 減価償却費 - 修繕費
注意点
住宅ローン控除を受けている場合、事業使用割合が50%を超えると住宅ローン控除が受けられなくなります。バランスを考えて按分割合を設定しましょう。